新しい検索エンジン「Cuil」は初めての用語を検索するとき向き?

Cuil」という新しい検索エンジンが話題になっています。

cuil01.jpg

この Cuil の最大の特徴はその検索ロジックでしょう。Google は外部被リンクに基づいて優先順位を付けるのに対し、Cuil は「コンテキスト(文脈)検索」を把握して優先順位を付けるのだそうです。すごいですね。

でもその目に見えない部分よりも(ロジックについては後述)、まずはインターフェースがカッコいいですね。

例えば、「CSS」を検索してみました。

cuil02.jpg

注目その1: タブ別にグループ分けした検索結果ページ

cuil03.jpg

注目その2: スムーズなアコーディオンで見るカテゴリ

cuil04.jpg

これらから、利用シーンを想定して推測すると、

  • 初めての用語を検索するときや、1語だけで検索することが多い人には Cuil が便利
  • 初めから複数の用語で検索する人にはタブは関係ないので、Google のようなシンプルで一覧性が高い方が便利

というすみ分けだできるのではないでしょうか。

というわけで、CNET Japan の記事の「グーグルの対抗馬となるか?」という見出しに対しては、僕は「どちらかっていうと、日本の場合、Google の対抗馬ではなくて Yahoo! の対抗馬じゃない?」という印象です。

さてさて、この「文脈を読み取って優先順位を付ける検索ロジック」がどのようになっているのか分かりませんが、例えばこんなサイトの検索順位はどうなるんでしょう?

例: CSS のすごく便利な記事が載っているページ
このページには、Web サイト構築にすごーくすごーく役立つ Tips が載っています。でも文章は非常に少ないです。その変わり、ソースはすごく細かく載っていて、初心者にも分かりやすいページです。

当然こういったページであればブログで紹介されたり「はてブ」なんかでブックマークされたりするので、外部からの被リンクは多いでしょう。Google 検索であれば上位に来る可能性があります。

しかし、このようなページの文脈を読み取れるのでしょうか。文脈検索で上位にくるのでしょうか。

なんだか Cuil に対して否定的な感じになっていますが、決してそんな訳ではないです。Costello 教授の言う「われわれはウェブを把握しようとしているのではなく、現実世界を把握しようとしている」には大いに期待できますし、他の検索サイトの課題も皆そこにあるのではないでしょうか。Google が無料のサービスをガンガン出してユーザーを増やしているのも、突き詰めればそれらのサービスから得られるデータにより「現実を把握する」ことが目的だと思いますし。

それにしても、記事の最後にある「Cuilは、可能な限り検索された画像も表示する。こうした機能を総合すると、Googleよりもはるかに魅力的で便利な検索結果ページだ。」は言いすぎじゃないですかー。僕は Google 好きなので。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
Just a second...